ホールでのコンサートに行った時は、なるべく上の階の後ろの方で聴くようにしています。
上にあがってきた音は、どんなにピアニッシモでも美しく感じられます。
巨大なドーム型の空間でカルテットの演奏を聴いたことがあります。
はじめは1階で聴いていたのですが何となく音の捉えどころがなく、会場は吹き抜けになっていたので、2階、3階、4階と一つずつ上がってみました。すると本当に階をあがるごとに、それぞれの音がクリアになり、それでいて4人が一つの音にまとまって聴こえて来たのですから不思議です。

弦楽器を選ぶとき、まず弾かず(ひかず)に弾く(はじく)ようにしています。その音がどこまで伸びて行くか。できるだけ長い時間をかけてゆっくりと減衰して行く楽器。そんな楽器の音は美しいかな、と。

さて、ポー・ストリングスでは、これからサロンコンサートや発表会が続きます。
ここの空間では、その“上にあがってきた美しい音”なかなか体感しにくいですが、アットホームで臨場感あるコンサートもまた楽しいものです。

♦9月23日(火・祝)にあります、“アンサンブル☆ステラ”のコンサートです

午後3時開演(2時半開場) 
会場 ポー・ストリングス ミュージックサロン
入場料2,500円 小学生1,500円 未就学児 無料
お申込み 047-343-6201 (ポー・ストリングス)

アンサンブル☆ステラ 塗矢真弥(ヴァイオリンⅠ)濱田協子(ヴァイオリンⅡ)神田幸彦(ヴィオラ)葛西英一(チェロ)

1996年に結成されカルテットを中心に、毎年都内のホールで精力的に自主公演をされています。
昨年に続き今年もポー・ストリングスで演奏してくださいます!
ハイドン、エルガー、ボロディンと「セレナーデ」を弦楽四重奏でお聴き頂けます。

お彼岸の時期ではございますが、どうぞお越しいただけましたら幸いです。